口周り ニキビ 漢方

そもそも漢方ってどんなもの?

口周り ニキビ 漢方

5世紀頃、日本に伝わった中国医学を基礎とし、日本独自の体質や風土に合わせて変化したものが漢方です。
日本を代表する伝統医療の一つと言えるでしょう。
良薬は口に苦しと言いますが、漢方には独特な香りや味があり、苦手な方が多いかもしれません。
ですが、病気や症状だけでなく自己治癒力を高めた体質改善を期待することができるため、慣れるまで香りや味を堪えてでも飲み続けることがすすめられます。
それぞれ違った効果のある生薬をいくつも組み合わせて1つの漢方が作られており、同じような効果のある薬と言われていても、後々改善されるべき体質問題によって人それぞれ飲む漢方が変わってくるのです。
このページでは、そんな漢方の口周りニキビへの効果について解説しています。
なかなか治らない口周りのニキビにお悩みの方は、参考にしてみてください。

 

口周りのニキビに効くの?

口周りにできるニキビの原因として挙げられるものは、ホルモンバランスの乱れ・胃腸や内臓の不調・肌の保湿不足と言われています。
ホルモンバランスの乱れは、女性であれば生理前にニキビができやすいという方も多いのではないでしょうか。
そういった男性ホルモン女性ホルモンのバランスが崩れる際にニキビができやすくなるのです。
その他、食生活の乱れやストレスからホルモンバランスを崩してしまうケースもあります。
漢方は即効性には特化していませんが、体や心のバランスを整えてくれ、時間をかけてしっかり根本から体質改善をし、ニキビのできにくい体を作ろうと働きかけてくれるものなのです。
そういった意味では、口周りのニキビに効果があると言えるでしょう。

 

副作用の心配はない?

漢方には副作用がないと思い込んでいる方もいらっしゃいますが、全くないわけではありません。
自身の体や症状に合っていない処方がされていた場合、効果がないだけではなく症状や炎症が悪化してしまう可能性もあります。
ただし、改善途中での一過性の副作用が現れる場合もあり、全てを自身に合っていない副作用だと決めつけてはいけません。
そのため、勝手な判断で薬を中断せず、専門の病院や皮膚科で診察してもらいましょう。
ご自身に合っていなければ別の漢方を処方してもらい、それぞれの漢方の治療効果を把握しておきましょう。

 

口周りニキビにおすすめの漢方5選

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

清上防風湯には12種類の生薬が配合されており、特に枳実・山梔子が口周りのニキビに効果があります。
胃腸の動きを向上させる枳実と、内臓を温め機能改善をしてくれる山梔子によって、基礎代謝が上がり老廃物が排出されやすくなります。
他の漢方の効果もあり、白ニキビや黒ニキビといった初期段階のニキビや赤みや跡にも約1?2週間ほどで効いてきます。
体質改善や肌のターンオーバーは、1ヶ月ほど飲み続ければ変化を感じることができます。
香りが独特で飲みにくいと感じられる方もいらっしゃいますので、その際はオブラートを使って飲まれる事をオススメします。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

荊芥連翹湯は17種類の生薬でできており、肌トラブルに対して最も効果のある薬だと言われています。
基本的な漢方の生薬の数は10種類程度なのですが、17種類もの生薬が入っているのは非常に稀です。
更に、配合されている生薬は、ニキビに効果があると言われているものが多い点が特徴で、ニキビや肌ケアへの生薬が詰まっている漢方が荊芥連翹湯と言えるのです。
具体的には、アクネ菌を殺菌してくれる黄柏(きはだ)が含まれており、軽度のニキビであれば1週間程度で効果は現れます。
皮膚炎やアトピーを鎮静させる効果もあり、ニキビだけでなく肌表面・肌内部から肌ケアを行いたい方には特に良い漢方かと思われます。

 

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとく)

荊芥連翹湯と近い印象を持つ十味敗毒湯ですが、湿疹・腫れ・皮膚炎などを抑える効果があり、ニキビの中でもしこりのある大きなニキビや湿疹のようなニキビを治す時に皮膚科でも処方されます。
しかし、炎症が酷すぎると効果があまり感じられないなどの声もあり、初期状態のニキビに対し効果が強いと考えられます。
荊芥と防風という生薬には、病原菌を排出してくれる効果があります。
そのため、ニキビの原因となるアクネ菌・黄色ブドウ球菌を追い出してくれます。
更に、桔梗は免疫力を向上させ排膿作用を活発にしてくれるので、ニキビの原因を追い出し、ニキビの元を作らないようにしてくれます。

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)

加味逍遥散は、ホルモンバランスの調整と肌のターンオーバーの活性化により、ニキビを作りにくい体に体質改善してくれます。
ホルモンバランスの乱れは口周り・頬・顎のニキビの原因となり、特に女性は生理前や生理中にニキビができやすくなります。
そうしたニキビを作りやすい状態の時に、芍薬がホルモンバランスを整え、男性ホルモンを減らしてニキビを抑えてくれます。
更に、悪くなった血流を改善してくれるので、新陳代謝が高まり老廃物を流してくれます。
そのため、ニキビだけでなくむくみや冷え性にも効果があるとされ、体質改善を行いたい場合に飲むと、様々な効果を発揮してくれます。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

女性の聖薬と呼ばれる当帰芍薬散は、冷え性や血行不良に伴うニキビ・吹き出物、更には肩凝り・疲れ・頭痛・貧血・むくみ・不妊症などの体質問題を長期的に改善するよう働きかけてくれます。
血行改善やホルモンバランス改善は勿論、利尿効果があるとされているのが当帰芍薬散です。
血中塩分が多いと肌荒れやニキビ跡の原因となる活性酸素を増やしてしまうのですが、利尿作用によって塩分を低下させ、むくみ改善や高血圧の解消にも繋がります。
ニキビができやすくなっている方は、当帰芍薬散で他の症状もすっきりする可能性があります。

 

漢方はどこで購入できる?

漢方は薬局やドラッグストアでも取り扱われるようになり、手に入れやすい身近な薬だと言えます。
ですが、口周りニキビにおすすめの漢方だけでも5種類もあり、自身の体や心の状態はどの漢方が適切なのか、簡単に判断することはできません。
更に、同じ漢方名であっても作っている会社が違えば、生薬の分量の違いや独自の生薬を配合している場合もあり、更に厳選が困難になります。
そのため、病院や皮膚科でしっかり診断してもらった上、処方薬として漢方を出してもらいましょう。
漢方と一緒に抗生物質の含まれた塗り薬の併用をすすめられるなど、内側と外側と両方の肌ケアを提案してもらえる場合もあります。
安心して服用できるよう、しっかり診てもらって使用してください。