ニキビ跡 炎症

1.ニキビ跡の炎症ってどんな状態?

睡眠不足だったり、ストレスが溜まったり、生理前だったり、ちょっとした原因でできてしまうニキビ。
できている間も目立ちますし、腫れて痛くて憂鬱になってしまいます。
また、腫れが収まっても赤くなってしまうことがありますよね。
赤くなったニキビ跡は、コンシーラーでもなかなか隠せなくて苦労する人も多いのではないでしょうか。
では、なぜニキビが赤くなってしまうのでしょうか?
それは、まだニキビが治りきっておらず、肌内部で炎症が起きているからなのです。
そこで、このページではニキビ跡の炎症がどんな状態なのか?効果的なケア方法は?といった点について解説していきます。

 

1-1.膿が出た後も赤みが残るニキビ跡

ニキビには、細かいブツブツの白ニキビから、毛穴の汚れが酸化して黒くなった黒ニキビ、赤く腫れて痛い炎症ニキビ、炎症が進んで中に膿が溜まり白や黄色くなる化膿ニキビがあります。
やっかいなのはこの化膿ニキビで、膿がなくなって患部の腫れがひいても、赤みがしばらく残ってしまいます。
化膿ニキビは毛穴の中で増殖したアクネ菌と、体の免疫が戦うことにより、膿が発生します。
実はこの膿がなくなっても、皮膚の内部ではニキビによるダメージを修復するために、細胞たちが頑張ってくれています。
それによって、炎症=熱が発生し、患部が赤くなってしまうのです。

 

1-2.茶色くなった!色素沈着したニキビ跡

炎症ニキビや、化膿ニキビのように、肌へのダメージが大きいニキビの場合、肌を守るためにメラニンという物質が分泌されます。
紫外線の刺激によって肌にダメージを受けた場合にも、分泌される物質です。
通常なら、肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって肌の外に排出されるのですが、分泌量が多かったり、真皮などでダメージを受け、深部にメラニンが生成されたりした場合には、そのまま肌内部に残ってしまいます。
また、ニキビが赤みを帯びている時に、紫外線の刺激を受けた場合にも、メラニンの分泌量が増えるので、茶色く色素沈着してしまうことがあります。

 

1-3.炎症が悪化したクレータータイプ

ニキビの炎症がさらにひどい場合には、肌の表層部だけでなく、真皮まで傷つけてしまうことがあります。
肌の表層部は、ターンオーバーによって生まれ変わりますが、真皮ではターンオーバーが行われないので、ダメージがそのまま残ってしまいます。
これが、クレーター状のニキビ跡の原因です。
クレーターニキビ跡は、ニキビの炎症具合や体質によって変わります。
ですので、化膿ニキビまでひどくなったとしても、クレーターになる人とそうでない人がいます。
さらに、化膿していない炎症ニキビでも、体質によってはクレーターになってしまう人がいます。

2.ニキビ跡を治したい!良くなる方法はある?

ニキビ跡には、赤みがある状態、色素沈着がある状態、クレーターの状態と3段階に分類できます。
それぞれ、原因が違うので治療方法やスキンケア方法が異なります。
ここで間違った方法をとると、悪化してしまうこともあります。
赤みのある状態なら、まだ肌の内部で炎症があるので、それを抑えることが先決です。
色素沈着の状態なら、炎症はもう落ち着いているので、ターンオーバーを促して、メラニンを排出しなければなりません。
クレーター状態は、真皮がダメージを受けている状態なので、自力で改善することは難しく、美容皮膚科などでの治療がメインとなります。

 

2-1.赤いニキビ跡にはビタミンCが効果的

美肌成分の定番といえば、ビタミンCです。
これが赤いニキビ跡にも効果的で、早く治してくれる作用があります。
ビタミンCには、炎症を抑える効果や、メラニン色素を抑制する効果、コラーゲン生成促進効果があります。
ニキビ跡の赤みは肌内部の炎症が原因ですので、ビタミンCの抗炎症作用が効果的です。
また、色素沈着になってしまうのを防ぐために、メラニン色素を抑制することも大切です。
一口にビタミンCと言えど、さまざまな化粧品に含まれていますよね。
できれば、ビタミンC誘導体が配合されている美容液を選びましょう。
ビタミンC誘導体はより肌に浸透しやすいよう作られているので、肌内部で効果を発揮してくれます。

 

2-2.シミを残さない!色素沈着にはピーリング

炎症が収まり、赤みはなくなったものの、茶色いシミのように残ってしまった色素沈着は、ターンオーバーを正常化することで改善が見込めます。
手軽にターンオーバーを促せるのが、ピーリング商品です。
泡立てて使うピーリング石鹸や、ローションを肌につけてマッサージするとポロポロと取れるピーリングジェルなど、さまざまな商品が発売されています。
ピーリングは、古い角質を取り除きターンオーバーを促す作用があるのですが、角質が強制的に取り除かれるので、一時的にバリア機能が低下します。
ピーリング後は、十分に保湿を行い、肌を刺激や乾燥から守りましょう。

 

2-3.クレータータイプは皮膚科での治療

クレータータイプのニキビ跡は、肌の深部にダメージを受けてしまっているため、自宅でできるセルフケアには、改善に限界があります。
そこで、クレータータイプのニキビ跡ケアには、美容皮膚科などで受けられるレーザー治療をおすすめします。
レーザー治療として一般的なのがフラクショナルCO2レーザーと呼ばれるもの。
これは、レーザーを照射してクレーター部分に微細な傷をつけ、それによって皮膚の再生を促す治療法です。
レーザー治療は、自宅やエステなどでは認められていない、医療機関でしか受けられない治療で、効果が高く、即効性もあります。
ただし、リスクが伴うことや、治療にはかなり費用が掛かる

3.ニキビ跡を残さないための対処法とは?

医療や科学の進歩により、ニキビ跡が改善できる治療法や商品が今はたくさんあります。
できてしまったニキビ跡は、これらの方法を的確に使用することで良くなりますが、新たにニキビ跡が増えないように心がけることも同時に大切です。
まずは、新たにニキビができないように、正しいスキンケアと保湿を行います。
定期的にピーリングを行って、古い角質が肌に残らないようにすることも効果的です。
さらに、ニキビができてしまった場合には、触ったり、潰したりしないように注意しましょう。
皮膚科で飲み薬や塗り薬をもらったり、病院に行く時間がない場合には市販のニキビ薬やビタミン剤などで、早く治すよう努めることが大切です。

3-1.マイルドな洗顔で清潔に保つ
新しいニキビができないようにするには、スキンケアを見直しましょう。
刺激の強い洗顔料は使用していませんか?
洗浄力が高いものや、ピーリング効果の高いものは、肌の健康を保つための大切な成分まで奪ってしまうことがあります。
特にニキビができやすい肌質の人は、乾燥肌だったり、刺激に弱い敏感肌だったりという人が多いので、刺激の少ないマイルドな洗顔料を使用することがおすすめです。
洗顔料はしっかり泡立てて、泡の弾力で肌を洗い、水かぬるま湯ですすぎましょう。
お湯ですすぐと、汚れだけでなく肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。

3-2.ニキビをいじるのは厳禁!
スキンケアを徹底していても、生理前のホルモンバランスや、睡眠不足、食事の偏りによって、ニキビができてしまうことがあります。
もし、ニキビができてしまっても、気になるからといって触ったり、潰してしまったりするのは危険です。
その刺激によって炎症が悪化し、ニキビ跡ができやすくなるからです。
ニキビができたら、触らないというのが鉄則です。
できるだけ早くかかりつけの皮膚科に行って、お薬をもらうのが一番でしょう。
ニキビができてしまったら、触らるのは絶対NG!とにかく早くケアしましょう。

3-3.市販の薬を有効活用
もしも忙しくてすぐに病院に行けない場合には、市販のニキビ薬を使って下さい。
病院で処方される薬の方が、有効成分の分量が多いため効果が早くでますが、ドラッグストアやコンビニなどで手に入る市販の薬でも、初期のニキビなら効果を十分得ることができます。
例えば、多くの家庭で使われているオロナインH軟膏は、やけどや切り傷以外に、ニキビ薬としても有名です。
また、錠剤や液体など種類も豊富なハイチオールなどは、肌荒れの時のサプリメントとして有名です。
さらに、漢方薬は穏やかに作用してくれるので、年々選ぶ人が増えています。
自分に合う薬を常備しておいて、いざという時にはすぐに対処できるようにしておくことも大切です。